屋上仕上げ


用途:屋上仕上げ 屋上緑化

乾式浮床仕上げ工法

PFシステムは『屋上に施工した防水層を損傷させずに直接設置が可能な二重床システム』です。
スタンド(束)の設置はビスを使用しない設置方法を選択できるので、防水層に穴をあけず直接施工ができます。そのため、スタンドの固定に必要な保護コンクリートの打設が必要なくなり、屋根荷重を軽減しながら、屋上を自由にデザインすることが容易となります。さらに、防水層にとって重要な部位の一つである立上りを『適正な高さ』で確保しながら、屋上と室内とのバリアフリー化が実現しやすくなり、防水機能にも配慮した適切な 納まりで提案ができます。また、スタンドの構造はねじ式の ため『自由な高さ調整』が可能であることや、仕上げ材を水 平に取り付けがしやすいように、下地の水勾配に対応できる ように勾配調整機能を備えているので、施工性にも配慮しています。

PFスタンドは再生ポリプロピレン樹脂を70%使用

  • スクリュージャッキ式で最低17㎜から最大700㎜までの高さ調整が可能です。
  • 紫外線に強く、広い範囲の温度にも耐え、酸、アルカリ等の化学薬品に対しても十分な耐久性を持っています。
  • 簡単に入れ替えられるスペーサータブを使用していますので、目地幅が自由に変えられます。    
    (2.0㎜、4.5㎜、6.0㎜、10㎜)
  • 防水層、断熱材、モルタル仕上げ等に直接施工できます。
  • 耐圧強度に優れたスタンドです。
  • 平板類の敷設の際は、ゴムレベラーをご使用ください。

※補助部材は全て別売りです。

仕上げパネル材

PFパネルPF PANEL

もっともスタンダードなパネルです。

PFロックパネルPF ROCK PANEL

豆砂利や大理石の風合いを持つパネルです。


金華


稲田

PFストーンパネルPF STONE PANEL

目の細かい砕石を施したパネルで、天然素材の心地よさを醸し出します。


御影


蛇紋


錆御影

PFリコウッドパネルPF RE-CO WOOD PANEL H

100%リサイクル素材によるウッドパネルです。


ブラウン


グレー


サンディ


ダークグレー

PFウッドタイルMPF WOOD TILE M

リサイクル素材による、人工木材と根太が一体化したユニット型ウッドパネルです。
端部用・幕板用のウッドパネルもあります。


サンディブラウン


ブラウン


グレー

PFシステムと防水層及び施工例

■PFシステムと防水層

PFシステムを採用する場合の防水層は、シート系の防水材と液状の材料を組み合わせた信頼と実績がある熱アスファルト防水工法を推奨します。熱工法は、臭い・煙で敬遠されがちですが、工法・材料の進化で、粘着層と組み合わせた施工方法(ピロウエルド新熱工法)や、低温でも溶解し、臭い・煙を低減した防水工事用アスファルト(シグマートE・シグマートEL)もラインナップしています。
さらに溶融釜の使用が難しい施工現場では、電気溶融機を使用する方法や常温でも液状のアスファルトを使用する『プレストシステム』や『クリンアス工法』の選択も可能です。

■施工例-1 防水機能を維持しながらのバリアフリー化

PFシステムを使用することにより、防水層にとって重要である立上りを『適正な高さ』で確保しながら、屋上と室内とのバリアフリー化が実現できます。また、グレーチングの設置も可能で、吹き込みによる雨水の侵入も防げます。


■施工例-2 屋上緑化との組み合わせによる美観向上

屋上緑化は散水・雨水などにより床面の汚れが発生しやすいです。
PFシステムは、仕上げ材の下にあるフリースペース(暗渠面)で排水するので、美観を維持しやすい利点があります。


■施工例-3 改修工事における屋上緑化との組み合わせ

改修工事などで屋上を利用する場合においては様々な問題があり、その解決策の一つとして屋根荷重の軽減・排水計画が求められています。その対応策として、直接防水層の上に束(PFスタンド)を設置できるこのシステムを使用することにより、保護コンクリートの打設が不要となり荷重の軽減が可能となります。
又、ウッドデッキ面に降り注いだ雨水はフリースペース部(暗渠面)を通じて排水し、排水機能がある屋上緑化システムと組み合わせることにより、状況によっては屋根面の排水計画が立てやすくなります。

PFシステム 施工手順