土木防水

アスファルト含浸シート


用途:最終処分場、貯水池遮水工事

高強度・高伸張性 改質アスファルトシート

重厚な長繊維不織布を芯材とし、これに特殊アスファルトを含浸、
塗覆した高強度・高伸張性の改質アスファルトシートです。

4つの特長

  1. アスファルト防水の長い実績より生まれた高耐久性シートです。
  2. 通常のゴムアスファルトシートに比較し、引張り強度・伸び性能が格段に優れています。
  3. 低温から高温まで広範囲での特性に優れます。
  4. 耐貫通性能・耐高水圧性が非常に優れます。
【シート構成図】
【シートの種類】
品名 厚み(mm) 幅(m) 長さ(m)
カスタムNT40 4 1.0 10
ラップシート 4 0.25 10

☆副資材

・下地処理剤
プライマー AQ(水性系)   16Kg  18L缶入り
・シール材
カスタムコーチング S 330cc カートリッジ(24本/ケース)

【シートの性能】

■引張性能 (JIS A 6013に準拠)

  測定値 規格値
引張強度 (N/㎝) 長手方向 170 100以上
幅方向 155 100以上
破断時の伸び率 (%) 長手方向 62 30以上
幅方向 70 30以上

■引裂性能 (JIS A 6013に準拠)

  測定値 規格値
引裂強度 (N) 長手方向 149 100以上
幅方向 206 100以上

■溶出性 (総理府令35号の排⽔基準《有害物質》の基準値以下)

結果 規格
基準値以下
(有害物質は検出されず)
基準値以下
【施工方法】

接着工法

置敷工法

継手方法

カスタムNT40オープン型

施工手順

施工例

カスタムNT40 オープン型 施工手順

斜面部施工状況

底面部施工状況

接合部検査状況 容器式負圧検査

As含浸シート施工完了

完成

注意:上記は標準的な施工例です。現場の状況により、上記以外の施工方法となる場合があります。

× Close

カスタムNT40クローズ型

施工手順

施工例

カスタムNT40 クローズ 施工手順

施工前状況

プライマー塗布状況

As含浸シート 施工状況

壁面部 As含浸シート施工完了

下層遮水シート As含浸シート敷設状況

下層遮水シート As含浸シート敷設状況

上層保護マット 短繊維不織布敷設状況

上層保護マット 短繊維不織布敷設完了

施工完了


用途:廃棄物処分場

シートとアスファルトコンクリートによる遮水工法

AML工法(アスファルトマルチライナー工法)は、アスファルトコンクリートで遮水シートを上下からはさみ込み一体化することで、安全かつ高耐久な遮水構造物構築を目的として、大林組が開発した廃棄物処分場遮水工法です。

特長

  1. 遮水シート上下にアスファルトコンクリートを敷設することにより、遮水シートを強固に保護します。
  2. 砂層による遮水シートの保護が不要となり、埋立容量も増加し、トラック走行も可能です。
  3. 底盤の保護アスファルトコンクリートにポーラスアスファルト混合物を採用することにより底盤部全体で面排水させることも可能です。
  4. 電気式漏水検知システムの採用も可能です。

カスタムNT40 AML工法 施工手順

水密性舗装施工状況

プライマー吹付け状況(斜面部)

アスファルト含浸シート 施工状況

アスファルト含浸シート 接合部検査(容器式負圧検査)

アスファルト含浸シート 施工状況(底盤部)

アスファルト含浸シート 接合部検査(容器式負圧検査)

水密性舗装施工状況(底盤部)

保護舗装施工状況(底盤部)

保護舗装施工状況(底盤部)